こんにちわ、YOSHI(@YOSHI_FUNTRIP)です!
ハマムってご存知ですか?トルコ式のお風呂のことなんですが、公衆浴場として地元の人が通う憩いの場です。しかし日本のお風呂とは全然違ったシステムなので初めて行くと戸惑う人もいるかと思います。
ハマムに行ってみたいけど、どんなのか不安…という人に、ハマム体験のすべてを紹介します。
高級ハマムから混浴まで!ハマムの値段や選び方
ハマムは日本の銭湯みたいなものなのですが、施設もローカルなハマムから観光客向けの高級感のあるハマムまでたくさんあります。
イスタンブールなどの都会のハマムや、ホテルにあるハマムはスパのようにきれいなところもありますが、値段が高いです。だいたい3000円~というところでしょうか。英語を使える率が高いです。
地方の街へ行くとローカルなハマムが多く、値段もぐっとお安くなり、1000円前後です。
設備の整ったきれいなところが良い場合はイスタンブールなどの大きなハマムをおすすめします。
地元密着型のローカルなハマムを体験したい場合は地方へ移動した際に宿泊地の近くにあるハマムへ行ってみることをおすすめします。ローカルなハマムでは英語は通じないことも多いのでジェスチャーでのやりとりが多いです。
ハマムは男性/女性が分かれているところと混浴のところがあります。分かれている場合は入り口も別々のところがあるので気をつけましょう。以下に詳細を書いていますが、混浴の場合体を洗ってくれる人が男性の場合があります。
都会のハマムは男女別のハマムが多いようですが、ローカルなハマムは混浴の場合もあります。
男女別がいい!という人は行く前にホテルやお店に確認しておきましょう!
セルチュクでの超ローカル混浴ハマムの体験リポート
予定外にセルチュクのハマムへ
私は途中に寄ったサフランボルのハマムが男女分かれているタイプと聞いていたので、サフランボルで行こうと思っていたのですが、あいにく改修中とかでやっていませんでした。そしてカッパドキア、パムッカレを経てようやくちょっとこじんまりした田舎町なセルチュクに着いたので、ここでやっとこ!と思い宿の人に聞いて近所のハマムについて聞いてみました。
すると、ハマムは近くにあるけど混浴だよー、と。まさかの混浴!しかしながら、ここを逃すとまた帰りはイスタンブールに戻るし、ローカルハマムに行ってみたいし、高いのももったいないし…、で、一応女の人も来るよと言ってたので行ってみました。
行ってみるとお風呂上がりのおっさんが数人いるだけで、女の人ぜんぜんおらんしー!!ここって女の人もくるの?と聞いたら昨日はけっこういたよーと言われたので、タイミングの問題でしょうか。ちょっと心もとないですがここまできたらトライです。ここはハマム、垢スリ、マッサージ込で800円くらいでした。安い!
行ってから知ったのですが、水着があれば着て入って良いそうです!お風呂やし、と思って私は小銭とタオルしか持っていきませんでした。水着がない場合はバスタオルを貸してくれるのでタオルを巻いて入ります(地元の人はほぼタオルです)
あわあわとマッサージが最高に気持ちいい!
まずお風呂エリアに入ると、お風呂係のおっさんが数人いて、容赦なく頭からお湯をぶっかけられます。かけ湯やシャワーの代わりと思っておきましょう。
そして真ん中に岩盤浴のような温かい(若干熱い)大きな石があって、そこで寝転がって温まるように指示されます。もちろんほとんどジェスチャーです。
しばらく温まっていると体を洗う人に呼ばれ、洗う専用の台に寝ころびます。そこでまず垢すりをしてもらうんですが、こちとらタオルなんで手と足だけでいいっす。と言うと、「タオル取る、プロブレム?」と言われましたが、プロブレムしかない!ので丁寧にお断りしました。
しかも洗ってくれる人が女性ではなく(店によるかもしれません)、腰に布を巻いただけの毛深いおっさんばかりなんです。ビジュアルがすごい。混浴じゃない場合は女性がやってくれるかもしれませんが、気になる場合はお店に問い合わせてみてください。
とりあえずタオルを巻いたまま手足だけやってもらいました。めっちゃスッキリ!!
次におっさんが細長いタオルを持ってきて、そのタオルに石鹸水をつけてぶんぶん回すとみるみるうちに泡々になって、そのタオルでパァーンっと体を叩かれるのですが(痛くはないです)、数回やると体中がアワアワになって、その状態でマッサージしてくれるんです。このアワアワにするテクがすごいし、面白い!ふっわふわでめっちゃ気持ちいいんですよー!
マッサージもすごく気持ちよかったです!おっさんたちのガタイがいいから痛いかなと思っていたけど、マッサージはけっこう丁寧でした。
マッサージが終わるとアワアワのまま台に座らされ、次は頭を洗ってくれます。頭どころか顔もいっしょくたにごっしごし洗われます。容赦なくゴシゴシやられるので、女性はノーメイクで行くことをおすすめします。
また、トリートメントなど気の利いたものはないので必要な場合は持参した方がいいと思います。
そしてすべて終わったら、また頭からバッサーとお湯をかけられて終了です。壁際にシャワーがあるのでせっけんの残りなど気になるところは各自で流してください、とのことでした。
入浴後はタオルでぐるぐる巻きにされてひとやすみ!
お風呂から出ると女性の係の人がいて、濡れたタオルと交換で乾いたタオルでぐるぐる巻きにされて(顔以外全部タオル)、椅子に座らされ飲み物が出てきます。飲み物は別料金です。しばしそこでくつろいで、ほっこりして体が乾いたら服に着替えて終了です。ドライヤーはなかったので寒空の中濡れた髪で帰りました。こういうところは高級ハマムだと至れり尽くせりなのかもしれません。
それにしても、ハマムがこんなに面白いところとは思いませんでした!
日本ではなかなか出来ない体験だと思うので、トルコに行ったらぜひ行ってみてください!女子は水着を持って行った方がいいですよ!ホテルや都会のハマムはいろいろ設備もキレイで、もう少し丁寧なかんじでやってもらえるそうですw
セルチュクのハマムは内部事情がよくわからなかったので、所持品は小銭とフェイスタオルだけで行きましたが、貴重品BOXがありました。財布などの小物は預けられます。私はカメラとかすべて宿において行ったので写真が撮れなかったのですが、トップの写真はイスタンブールで見つけたハマムです。こんなかんじのお店があれば、そこはハマムです。
セルチュクへのアクセス
イスタンブールからセルチュクへはバスか飛行機を利用します。
バス:約10時間
飛行機:約1時間
トルコに行ったらぜひハマムへ!
いかがでしたか? 昼間はエフェソスの遺跡に感動し、疲れて帰ってきたらおもしろハマムで癒される。旅の途中でこんな贅沢なかなかないです。トルコに行ったらぜひ寄ってみてください!
短期旅行で時間がない場合は予約のできるイスタンブールなど都会のハマムをおすすめします。
Have a fun trip!
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